“キャリアアップに向けて、気になる企業候補が見つかったときに「職場調査」と並行して進めたいのが「職務経歴書」の見直しです。
はじめての転職の場合は、ゼロから職務経歴書を作成することになるため、どのようなことに注意して書くべきか、なかなか理解できないと思います。
そこで今回の記事では、EMCエンジニアが「職務経歴書」を書くときに押させておきたいポイントについて紹介します。
職務経歴書とは
職務経歴書とは、これまで仕事で培ってきた「実績」を伝えるための書類です。
転職活動をするときに必要となる書類ですが、自分自身の仕事の棚卸しをする意味でも、一年に一度は内容を更新することをオススメします。
基本的な記載内容は、「リクナビNEXT」の書き方を参考すると良いと思います。
読み手の関心を引く
ただし転職する場合は、フォーマットに沿って書くだけでは書類選考を突破することは困難です。
なぜなら、他の転職希望者も同じようなページをみて「職務経歴書」を記載するためです。
そこで、他の転職希望者と「差別化」を図るためにどうすべきでしょうか?
それが「EMCエンジニアのキャリア戦略」で解説した「ニーズ志向」です。
重要なことは、「読み手」を主体として記載内容を考えるということです。
当たり前ですが、採用可否を決めるのは「あなた」ではなく「企業」です。
どれだけ優れた「スキル」や「知識」を持っていたとしても、企業の中で活躍できるイメージが伝わらなければ、採用側にメリットを提示することができません。
当たり前ことに感じるかもしれませんが、職務経歴書の中でそのことを表現することはなかなか難しいことです。
PDCA(セルフマネジメント能力)
これまで「ニーズ志向」に基づいてスキルアップを図ってきたのなら、「セルフマネジメント能力」が備わっているということです。
PDCAは、もともとは経営管理手法のひとつに過ぎなかったものですが、今では日常のあらゆる業務に溶け込んでいます。
この能力を備わっていることを「ニーズ志向」と掛け合わせながら「具体的」に説明できれば、少なくとも書類選考で落とされることは激減します。
おそらく、転職希望者はそれぞれ努力はしているでしょう。
しかし、ぼんやり努力してきた人と、目標にを立てて計画的に努力してきた人がいた場合、どちらと仕事をしたいですか?
その視点を持っていれば、自ずと「職務経歴書」で重視して書くべきポイントが見えてくるのではないでしょうか。
採用側の事情
採用側の企業は優秀な人材を求めてはいますが、同時に一緒に働いていて組織に貢献できる人かどうかも重視しています。
なぜならば、せっかく採用しても職場に馴染めず、すぐに辞めてしまうと採用活動が無駄になってしまうからです。
加えて、人手不足という状況はこれからも継続していきます。
そのため、長く組織貢献できる人材というのは、重要な採用基準となります。
おわりに
「職務経歴書」を書くときに押させておきたいポイントについて紹介しました。
具体的には、読み手の関心を引くことを重要視しつつ「セルフマネジメント能力
」と「組織貢献能力」をアピールしていくことが重要です。
組織貢献能力の中で求められる「スキル」は応募する企業によって異なるので、応募先が決まっている場合は「転職エージェント」に相談しながら、内容をブラッシュアップしていくのが良いと思います。
いずれにしろ、年1回程度は自分の「職務経歴書」を点検し、PDCAが実践できているかどうか振り返ってみることが「キャリアアップ」において重要な行動になります。
つまり、転職活動をはじめる前から「職務経歴書」を作成しておくということです。
ぜひ、実践してみてください。
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今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。