このたび秀和システムより「図解入門よくわかる最新電子部品の基本と仕組み」を出版しました。この記事では本書の概要と狙いを紹介します。
概要
本書は電気・電子回路を学ぶ「学生」や「若手エンジニア」「ビジネスマン」が、電子部品の基礎知識を習得することを目的とした書籍です。
背景
現代は多くの電子機器によって生活が支えられています。そしてこれらの電子機器に欠かせないのが電子部品です。
電子部品は電子機器内部に搭載されているため目にする機会は少ないかもしれませんが、わたしたちの社会生活に多大なる影響を与えています。
内容
本書は電子部品の入門書として、さまざまな電子部品の基礎や原理について取り扱っています。
電気回路の基礎
第0章では電子部品の役割を理解するうえで必要となる電気回路の基礎知識を説明しています。
受動部品
第1〜3章では電子部品のなかでも使用頻度の高い抵抗・コンデンサ・コイルについて解説しています。
本格的な専門書のように数式で事象を説明するのではなく、平易な図をもとにして解説しているので、初学者の方でもつまずくことなく要点が理解できるはずです。
半導体部品
第4〜8章ではダイオード、トランジスタ、マイコン、センサ、オペアンプなどの半導体部品を取り扱っています。
これら半導体部品の特徴や用途を理解することで、電子機器の具体的な構成がイメージできるようになります。
機構部品
第9〜11章ではスイッチ、モータ、回路基板などの機構部品について解説しています。
機構部品の電気的、機械的な特性の違いを知ることで、各アプリケーションに適した種類が選べるようになります。
その他の電子部品
第12章では安全・ノイズ対策部品を取り扱っています。
これらはおもに法令適合のために使用される部品で、電子機器開発の実務で重要になります。
対象読者
本書は電子機器開発に携わる若手エンジニアに向けて、実務で役立つ知識を解説しています。また電気・電子回路を学ぶ学生の参考書としても有用です。
特に電子部品の種類や選び方は教科書に載っていないので、回路設計や実験の場面で役立てられます。
そのほかにも図をもとにイメージできるため、電子部品の知識を必要とするビジネスマンにも最適です。
購入先
本書は全国の書店で購入できます。またオンラインではアマゾンをはじめとして、各種ネットショップにて購入可能です。
電子部品の実践的な知識が理解できる内容となっているので、ぜひチェックしてみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。