この記事では、オペアンプの役割について解説しています。
オペアンプの役割とは
オペアンプは、主に以下の回路で使用されます。
- 増幅回路
- フィルタ回路
- 演算回路
- 発振回路
これらの回路において、オペアンプはそれぞれで異なる性能が必要とされ、そのために様々な種類のオペアンプが存在します。
増幅回路
増幅回路において、オペアンプは入力信号を増幅する役割を持ちます。
増幅回路には、反転増幅回路や非反転増幅回路などいくつか種類が存在しますが、信号を増幅するという役割は全て同じです。
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フィルタ回路
フィルタ回路において、オペアンプは特定の周波数をカットする役割を持ちます。
オペアンプでカットできる周波数は、周辺部品の定数によって規定される他に、オペアンプ自身のスルーレートやゲイン帯域幅によって規定されることもあります。
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演算回路
演算回路でオペアンプは入力信号を加減算したり、微積分したりする役割を持ちます。
演算機能についてはオペアンプ自身ではなく、周辺回路の構成によって決まります。
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発振回路
発振回路は、増幅回路の応用として用いられるもので、オペアンプは特定の周波数成分のみを増幅する役割を持ちます。
発振周波数は、周辺回路によって規定されますが、オペアンプのゲイン帯域幅によって制限されることもあります。
おわりに
今回はオペアンプの役割として「増幅回路」「フィルタ回路」「演算回路」「発振回路」における代表的な回路を紹介しました。
ぞれぞれの回路でオペアンプには異なる役割が求められるため、用途に合わせて適切なオペアンプを選ぶことが大切です。
オペアンプの基礎知識や選び方については、別の記事で解説しているので参考にしてみてください。
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オペアンプの種類と選び方この記事では、オペアンプの種類を「用途」「電源」「半導体」の観点から解説しています。
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今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。