Altium Designer

Altium Designer を使ってみた(2)【プロジェクト作成】

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Altium Designerチュートリアル解説の第2弾です。(前回は Altium Designerをインストールして終わりました)

今回からチュートリアルを進めていきます。(このシリーズでは、本当の初心者の方でも理解できるように、1つ1つの手順を丁寧に紹介しています)

 

チュートリアルの流れ

まずチュートリアルの全体の流れとしては、以下のようになります。

  1. プロジェクト作成
  2. コンポーネント(部品)データ取得
  3. 回路図作成
  4. 回路のデザインルールチェック(DRC)
  5. プリント基板作成
  6. 部品配置・配線
  7. プリント基板のDRC
  8. プロジェクトリリース

簡単な回路とはいえ、作業項目がかなり多いので、チュートリアルを読みながら操作するとそれなりに時間が掛かります。

またこの手のソフトウェアは、使い方を覚えるまでは短期集中で取り組んだ方が効率的です。そのため、できればまとまった時間(まる1日くらい)をキチンと取って進めていくことをおすすめします。

 

 

日本語化

チュートリアルに取り組む前に、Altium Designerを日本語化する方法を紹介します。

ただ日本語化するといっても、操作パネルの一部は英語表示のままだったりしますが、少しでも見慣れた文字があると心に余裕ができるかと思います。

日本語化するには、Altium Designerを起動して右上の歯車マーク(システムプリファレンスの設定)をクリックします。

するとプリファレンスの設定画面が起動するので、そこから「System」→「General」→「Localization」と進み「Use localized resources」のチェックボックスにチェックを入れます。

チェックの入力が完了したら「OK」をクリックして、Altium Designerを再起動すると日本語化されます。

 

プロジェクト作成

Altium Designerを起動したら、まずはプロジェクトファイルを作成します。

このプロジェクトファイルは、回路図やプリント基板などの設計情報を1つのファイルとして保管するためのもので、Altium Designerではこのようにプロジェクトベースでファイルが管理されます。

そしてプロジェクトファイルを作成するには、「ファイル」→「新規」→「プロジェクト」をクリックすると、プロジェクト作成用のダイアログが開きます。

ここでは「Local Projects」→「Empty 」を選択し「Tutorial」という名称でプロジェクトファイルを作成します。

プロジェクトを保存するフォルダは、任意のディレクトリを指定してください。

作成が完了すると、画面左側のプロジェクトパネルに「Tutorial.PrjPcb」というファイルが表示されます。

 

 

ファイル作成

プロジェクトファイルが作成できたら、続いて回路図ファイルを作成します。

回路図ファイルを作成するには、「Tutorial.PrjPcb」にカーソルを合わせた状態で右クリックし、「新しいドキュメントをプロジェクトに追加」→「Schematic」と進みます。

すると「Sheet1.SchDoc」というファイルが作成されるので、「Sheet1.SchDoc」にカーソルを合わせた状態で右クリックして「名前を付けて保存」を選択します。

ここでは「Tutorial」という名前にして「保存」をクリックします。

これで回路図を編集するための準備は完了です。

 

おわりに

今回は Altium Designerを日本語化した後に、チュートリアルの流れの中で説明した「①プロジェクト作成」を実施しました。

これから先の工程では作業項目がどんどん増えてきますが、まずはチュートリアルに沿って進めていくことで Altium Designerに慣れていくことが大切です。

次の記事では「②コンポーネント(部品)データ取得」について紹介します。

Altium Designer を使ってみた(3)【部品データ取得】Altium Designerのチュートリアル解説の第3回目。 前回はチュートリアル用のプロジェクトファイルを作成しました。 ...

 

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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