Altium Designer

Altium Designer を使ってみた(4)【回路図作成】

前回は、設計に使用する部品データを取得しました。

今回は、それらの部品データを使用して回路図を作成します。

  1. プロジェクト作成
  2. コンポーネント(部品)データ取得
  3. 回路図作成
  4. 回路のデザインルールチェック(DRC)
  5. プリント基板作成
  6. 部品配置・配線
  7. プリント基板のDRC
  8. プロジェクトリリース

 

 

部品の配置方法

Altium Designerで回路図上に部品配置するには「Components」パネルを使用します。画面の文字が小さくて確認しづらい場合は、パネルをフローティングして最大化することもできます。

この「Components」パネルでは、「Manufacturer Part Search」パネルと同じようにキーワード検索やフィルタ検索によって部品を選ぶことができます。

回路図上に部品を配置する場合は、コンポーネントの詳細情報に表示されている「Place」をクリックし、回路図上の任意の位置で再度クリックします。

 

配置コマンド

ここでは、チュートリアルで使用されている部品配置に関するコマンドを紹介します。

回転(Spaceキー)

X軸反転(Xキー)

Y軸反転(Yキー)

拡大・縮小(Ctrl +マウスホイール)

プロパティ表示(Tabキー)

その他

その他の部品配置時に使用できるコマンドは、プロパティ表示中に画面下部に表示されています。

F1 ヘルプ
` ポップアップメニューを表示
Tab タスクを一時停止
Page Up 拡大
Page Down 縮小
End 画面をリフレッシュ
Home ズームパン(カーソルを中央に移動)
Left ← カーソルを1グリッド左に移動
Right → カーソルを1グリッド右に移動
Up ↑ カーソルを1グリッド上に移動
Down ↓ カーソルを1グリッド下に移動
Shift + Left ← カーソルを10グリッド左に移動
Shift + Right → カーソルを10グリッド右に移動
Shift + Up ↑ カーソルを10グリッド上に移動
Shift + Down ↓ カーソルを10グリッド下に移動
X X軸を基準に反転
Y Y軸を基準に反転
Space 反時計回りに回転
Shift + Space 時計回りに回転
Ctrl + Space スタート/エンドモードを切り替え

 

 

回路図の全体像

完成した回路図は、下図のようになります。

 

トランジスタの配置

では、トランジスタから順に配置していきます。

「Components」パネルの検索欄に「transistor bc547」を入力し、「BC547CG」を選択したら右クリックして「Place BC547CG」を選択します。

回路図上の任意の場所で「Tabキー」を押してプロパティパネルを開き、Designatorの値を「Q?」から「Q1」に変更します。(値をつけることで、同じ記号の部品に対して自動的にナンバリングされるようになります)

一時停止ボタンをクリックして編集を解除し、回路図中央右にてクリックし、1つ目のトランジスタを配置します。

続けて「Xキー」を押して部品を反転させ、その右側に2つ目のトランジスタを配置します。なおこの2つ目のトランジスタには、自動的に「Q2」という部品名が割り当てられます。

 

 

コンデンサの配置

次にコンデンサを配置します。

キーワード検索欄に「Capacitor 22nF 16V 0603」と入力し、部品を選択した状態で右クリックして「Place Capacitor 22nF 16V 0603」をクリックします。

回路図上の任意の場所で「Tabキー」を押してプロパティパネルを開き、Designatorの値を「C?」から「C1」に変更します。

更にプロパティパネルの中の「Parameters」にある「Footprint」の値を「FP-C0603C-CF-IPC_B」から「FP-C0603C-CF-IPC_A」に変更し、Capacitanceの左にある目のアイコンをクリックして、静電容量が表示されるようにします。

あとは回路図に戻って一時停止ボタンをクリックして編集を解除し、「Spaceキー」で部品を回転しつつ、それぞれのトランジスタの上あたりにコンデンサを2つ配置します。

 

抵抗の配置

続いて、抵抗を配置します。

まず100kオームの抵抗を配置するために「resistor 100K 5% 0805」と検索し、コンデンサと同じような手順で配置していきます。

ただし部品を配置する前に、プロパティパネルの下部からフットプリントを「RESC2013X70X40ML20T20」に変更します。

なお 100kオームの抵抗の配置場所は、各トランジスタのベース端子の上側あたりです。

次に「resistor 1K 5% 0805」と検索し、1kΩの抵抗を配置します。(100kオームの抵抗と同じく、フットプリントを「RESC2013X70X40ML20T20」変更します)

部品の配置場所は、各トランジスタのコレクタ端子の上側あたりです。

 

 

コネクタの配置

最後にコネクタを配置します。

ここではキーワード検索ではなく、フィルタ検索によって部品を選びます。(「connector male straight」と検索しても表示されなかったので、チュートリアルとは異なる手順で配置しています)

フィルタの「All」→「Connectors」を選択します。

すると部品リストが表示されるので、「TSW-102-26-F-S」を選択して回路図上に配置し、あとは Designatorを「P1」に変更して回路図上に配置します。

 

配線

部品配置が完了したので、部品同士を配線していきます。

回路図上部のアクティブバーから「ワイヤを配置」を選択することで、配線できるようになるので、各部品の端子同士を接続します。(カーソルを端子上に移動すると、端子部分が赤く表示されます)

※最後の C1の配線の接続先が間違えています。正しくは C1の2番端子を Q2のコレクタ端子に接続します。正しい回路図はこちら↓

 

ラベリング

配線が完了したら、最後に配線(ネット)に名前(ラベル)を付けます。

アクティブバーの「ネットラベル」をクリックした後に「Tabキー」を押してプロパティパネルを開き、ネット名を「12V」に変更します。

変更が完了したら、一時停止ボタンをクリックして、回路図最上部の配線上にネットラベルを配置します。

同じようにして、もう一度「Tabキー」を押して、ネット名を「GND」に変更し、最下部の配線上にネットラベルを配置します。

 

お疲れさまです。

これで回路図は完成です。

 

おわりに

今回は部品を配置して、回路図を完成させました。

回路図作成の工程は、作業項目は多いものの、作業自体はそれほど難しくなかったかと思います。そのため、一つ一つの作業を漏れなく、抜けなく、丁寧に行うことが大切です。

次回は、回路図のデザインルールチェック(ERC)を実行します。

Altium Designer を使ってみた(5)【デザインルールチェック】前回は、部品データを使用して回路図を作成しました。 今回は、回路図のデザインルールチェック(DRC)を実行します。 ...

 

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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