EMC村の民
~iNarte EMCエンジニアへの道~
EMC設計

【QucsStudio】パラメータチューニングの方法

 

前回までの記事で、QucsStudioによる「RLC直列回路のシミュレーション方法」と「iNarte資格試験の問題の回答方法」についてご紹介しました。

今回の記事では、同じ回路を使用してパラメータのチューニング方法をご紹介します。

iNarte 資格試験には使用しませんが、実務で役立つ内容となっています。

 

まずはお気軽に読んでみてください。

回路素子のチューニング

これまでの記事と同様に、動画から。

 

つづいて手順の解説です。

データディスプレイ(グラフが表示されているタブ)のグラフをコピーし、スケマティック(回路図)にペーストします。

QucsStudioでは、回路図上でもシミュレーション結果が確認できます。

つぎに変数の表記方法を変更します。
(指数の表現方法を変更しています。はじめからこの表記にしておくべきでした。)

C = 8e-6
L = 250e-6

これで準備完了です。

「Tune」を実行し、変数のR、C、Lの上にカーソルを持ってきてクリックします。

すると「Parameter Tuning」のウィンドウにパラメータが追加されていきます。

部品定数の変更したい範囲をもとに、それぞれの変数の「maximum」と「minimum」に数値を入力します。

あとはスライダーバーを上下させることで部品の定数が変化し、グラフにもその結果が反映されます。

例えば、共振周波数を変化させたり、共振の鋭さを調整するときに非常に便利です。

お分かりかと思いますが、LとCを調整することで共振周波数が変化します。

Q値は主にRで調整するとわかりやすいですね。

このようにそれぞれのパラメータが、シミュレーション結果に対してどのような影響を与えているかリアルタイムで確認できるのがパラメータチューニングの素晴らしいところです。

 

はじめはよくわからなかった回路も、チューニングしていくことで少しずつ自分のものにしていけるでしょう。

 

おわりに

というわけで、QucsStudioによる「AC解析」の解説は終了です。

はじめて回路シミュレーションする方にもお試しいただけるように、丁寧に手順を説明したつもりですがいかがでしたでしょうか?

至らない点もあったかと思いますが、アドバイスやコメントいただけると改善させていただきます。

 

今回は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

ABOUT ME
エンジャー
EMCやノイズ対策に関する情報発信を日々行っています。 ( iNarte EMC Engineer、第一級陸上無線技術士)

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